【スロヴェニア】生活感あふれる旧市街
2014年1月13日
スロヴェニアの首都はリュブリャナという街です。川沿いに旧市街が広がり、小高い丘のうえにお城があります。
旧市街の路地に迷い、川沿いを歩きながら、のんびり過ごすのがリュブリャナの楽しみ方。この街のおもしろみは、人びとの生活がいまも息づいていることにつきると思います。
スロヴェニアはわずかながら海に接していることから、魚屋には新鮮な魚が並びます。日本でも見かける魚もいれば、見たことのない魚もいます。海のないスロヴァキアに住んでいると、とてもうらやましく思えます。
こうして生活を垣間見ながら、ちがいを意識することは、観光の醍醐味のひとつです。しかし、グローバリゼーションが進んだことや、観光化が過度に進行したことによって、生活感が希薄な旧市街はヨーロッパでも実は少なくありません（プラハはそのひとつです）。
その点、ほどよく古き良きヨーロッパを感じるにはリュブリャナは穴場なのかもしれません。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」（白水社）や「プラハ カフカの生きた街」（パルコ出版）などの著作がある。
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