【オーストリア】エッツタール紀行1
2014年2月 3日
インスブルックから電車で30~40分。エッツタールという小さな駅に着きます。このエッツタールは全長65キロのチロル最大の谷(タール)で、駅からバスに乗り換え、谷間の街を訪ねます。
アルプスの街を考えるうえで、谷はもっとも重要な単位になるといわれています。谷ごとに言葉や習俗が異なり、谷がちがうもの同士の結婚は認められない地域もあったほどでした。
エッツタールの中心は、ゼルデンという街で、登山やウィンタースポーツの拠点となっています。街の標高は1377メートルで、イタリアとの国境もほど近いです。
ゼルデンの街にはリゾート地らしい華やいだ雰囲気があり、アルプスの山間を期待すると少しちがうかもしれません。それでも一本、路地を入ると牛小屋があったり、素顔が見えてきます。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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