【オーストリア】エッツタール紀行3
2014年2月17日
ゼルデンの街から氷河道路という全長16キロの急勾配の道があります。この道を走るバスに乗り、レッテンバッハ氷河に行くことができます。
この氷河の特徴は、ロープウエイに乗り、真上から氷河の様子を観察できること。だれでも安全に氷河を楽しむことができます。
ロープウエイは二段階になっていて、標高3367メートルのインネレ・シュヴァルツェ・シュナイト山の頂上付近まで行くことができます。展望台からはイタリアのドロミテ山脈の山並みも見ることができます。
氷河は温暖化であちらこちらにシートがかけられ、保護されています。ちょっと痛々しくも見えます。間近で見ると、氷河から溶け出した水は青っぽく、なんとも神秘的です。
ヨーロッパ一高いところにあるトンネルを抜けると、もうひとつ別の氷河があり、スキー場として整備されています。夏でもスキーができることで知られていましたが、近年は氷河を保護するため、閉鎖される年が多いようです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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