【トルコ】イスタンブールを楽しむ 9
2014年9月 1日
イスタンブールの魅力は、観光名所周辺もさることながら、生活空間が広がるなにげない路地にあるように思います。下町情緒が漂い、路地ではおおぜいの子どもたちが楽しそうに遊んでいます。
路地にはたくさんのお店が並んでいます。目立つところですと、食料品兼雑貨店、携帯電話屋、パン屋、紅茶屋というところでしょうか。よく似た店が近くにあるのに、不思議と共存しています。
学校から帰った子どもたちは、こうした店で働く親の手伝いをしたり、友だちと路地を駆け回るようにして遊んだりしています。その傍らで、お母さんたちが七輪のようなもので火をおこし、夕食の茄子を焼いていたりします。
路地が生活空間になっていることもあってか、ゴミはほとんど落ちておらず、清潔感があります。路地というと怖いイメージもありますが、イスタンブールの場合、そうした危険もあまりないようです。
一本路地をはいり、庶民の生活に触れてみると、イスタンブールの印象がきっと大きく変わるはずです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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