【スロヴァキア】のどかなグラーシュ祭り
2014年10月 6日
ブラチスラヴァでチーム対抗のグラーシュ祭りがありました。グラーシュとは煮込んだシチューのことで、ハンガリーの遊牧民にさかのぼる伝統料理です。
朝の7時ごろから準備をはじめ、整ったところから火に鍋をかけ、薪でとろとろ煮込みはじめます。その間、世間話をしたり、ビールを飲んだり、のんびりできあがりを待ちます。
11時に顔を出すと、「まだだよ。あと10分かな」といわれました。ようやくできあがったのは12時少し前。食べ比べをして、人気投票をしました。
グラーシュは牛肉、タマネギ、パプリカなどが材料。家庭の味でもあり、男の料理でもあり、日本の味噌汁のように、つくる人によって味がずいぶんちがいます。
また、バリエーションも豊富で、シチューというよりパスタだったり、肉料理だったりします。味の決め手はパプリカであるのは変わりありません。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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