【チェコ】原爆ドーム建築家の故郷
2014年10月27日
ナーホトはプラハの南東、ポーランドとの国境近くにある街です。国境を守るために発展したといわれています。
街は教会が真ん中に建つ広場を中心に広がっています。その広場を見下ろす高台に城があります。城が建立されたのは13世紀のことです。
広場には20世紀初頭に建てられたアール・ヌーヴォー様式の建築が目につきます。なるほどナーホトは、広島の原爆ドーム(広島県物産陳列館)をつくった建築家ヤン・レッツェルの生れ故郷なのです。
レッツェルはプラハのヴァーツラフ広場にあるアール・ヌーヴォー様式のホテル「ホテル・エヴロッパ」を設計したことで知られています。
日本には1907年から23年まで滞在し、幅広く活躍しました。しかし、関東大震災で被災し、また彼の設計した多くの建物が崩壊してしまいました。
ナーホトの街を歩きながら、100年以上前、ここからあの原爆ドームの建築家がはるばる日本に旅立ったのかと興味深く考えました。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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こんにちは!
29日から2週間ほどブラチスラヴァにいます(^^)
1年ぶりの渡欧です。
今回はベルギーのブリュッセルにも遊びに行く予定です。
テラマリ | 2014年10月27日 21:22
こんにちは。ブリュッセルはいかがでしたか? ブリュッセルは美術館がなかなかいいですよね。ぼくはしばらく日本に滞在していました!
増田 幸弘からテラマリへの返信 | 2014年12月11日 19:49