【チェコ】落書きの現場
2015年3月23日
プラハの街は落書きだらけです。せっかくの街並みを台なしにする落書きには興ざめさせられますが、地下鉄駅のホームで落書きする人を目撃しました。
夕方近く、その人は鞄からスプレー缶を取り出し、落書きをはじめました。ホームにはそれなりに人がいるのを気にすることもありません。意外に大胆なんだ、と驚かされました。
男はまず輪郭を描き、それから塗りつぶしていきます。なにを描いているのか、なにを伝えたいのかはよくわかりません。とくに意味などないのでしょう。
聞くところによると、かたちを見れば、だれが描いたのかわかるとも言われています。日本の落書きで、ときどき見かける、「○○参上」くらいの意味なのでしょうか。
日本人が国民劇場で落書きをしたというニュースが2014年末にありました。落書きが多いからといって、くれぐれも街に落書きをしたりしないでくださいね。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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こんにちは!
ヨーロッパの町並みはどの国に行っても素敵なのですが、落書きの多さには残念でなりません(>_<)
ヨーロッパの方はあまり落書きは気になさらないのでしょうか?
てらまり | 2015年3月28日 21:21
やっぱり気にするみたいですよ。朝までなかった落書きをガレージにされて、アチャーと言っていていました。
増田 幸弘からてらまりへの返信 | 2015年3月31日 12:36