【チェコ】ブルノの小さなお祭り
2015年11月 2日
10月のはじめのことですが、チェコ第二の都市と呼ばれるブルノの自由広場で、「長いテーブル」という、ちょっとしたお祭りがありました。
名前の通り、広場にテーブルクロスを布いた長いテーブルが置いてあるだけ。秋の収穫を感じさせる屋台が出ていて、そこで食べ物や飲み物を買い、各自、テーブルに座って食べましょうという趣向です。
ほんとうにただそれだけなのですが、ハプニング劇を見ているようで、これがなかなか興味深いものがありました。というのも、最初は人がまばらだったのですが、夕方、会社が終わる時間のころには、満席で大にぎわいになっていたのです。
屋台にはレストランが出店したり、チェコでは珍しい海の魚を出すところがあったり、バリエーションを感じました。ブルチャークと呼ばれるワインのどぶろくのような飲み物も季節を感じさせます。
ブルノはプラハのように観光客があまりおらず、しっとり落ち着いた、居心地のよさを感じます。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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