【スロヴァキア】大学受験事情
2015年11月16日
スロヴァキアもそれなりに高い教育熱があります。大学進学率は5割程度。チェコのほうが高くて6割あり、日本とほぼ同程度です。チェコやスロヴァキアが意外に高く、また逆に日本が思ったよりも低く感じます。
秋になると、大学合同の説明会があります。説明会というより勧誘会で、とくに私立大学は熱心です。国立大学も説明会に参加し、志望者の疑問に答えます。
各大学とも、オープンデーを設けていて、志望者はキャンパスの雰囲気に触れながら、受験についてのガイダンスを受けます。チェコとスロヴァキアは大学に関して提携していて、スロヴァキアの高校を出ても、チェコの大学に進めます。このため、下宿をする学生の割合が高いです。
大学の授業料は登録料程度で、実質無料。また下宿も食事代込みで月50ユーロ程度からあり、学びたい人はいくらでも学べる環境があります。このあたりが進学率の高さに結びついているのでしょう。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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