【トルコ】イスラム教国のビール事情
2015年11月23日
トルコはイスラム教の国です。イスラム教というと、豚肉と並んで、お酒を飲まない印象があります。しかし、トルコには飲酒の文化が根づいています。
ただ、トルコでお酒を飲むのは、ちょっと厄介です。イスタンブールならまだしも、地方に行くとたいへんです。
観光客向けのレストランでは普通にお酒も出てくるのですが、ロカンタと呼ばれる地元の食堂ではまずお酒を置いていません。おいしいロカンタであればあるほど、お酒がないのです。
どこで飲むかといえば、お酒だけ飲む酒場のようなところがあるのです。つまみはなく、ただ飲むだけです。酒飲みにはおもしろい場ではあるのですが、そこまでして飲まなくてもいいかもしれないと思えてくるから不思議です。
トルコにはドイツに出稼ぎする人が多いこともあり、ドイツでビールの味を覚えた人が出入りするようです。食べながら飲むには、多少割高でも、素直に観光客向けレストランに行くのがオススメかもしれません。ローカルな酔っぱらいと出会う楽しみはありませんが。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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