【チェコ】プラハ地下鉄A線の伸長
2017年1月 2日
プラハ城からカレル橋を経て旧市街広場まで、プラハのおもな観光見所は歩いて回れます。プラハを訪れる多くの人が、まずはこの「王の道」と呼ばれるコースを歩くことでしょう。
石畳の道をたくさん歩くので疲れますが、とりあえずは歩けるので「プラハって案外、小さな街ね」と思うかもしれません。事実、中世のころはだいたいこの範囲を城壁で囲む街でした。
しかし、いまのプラハはかなり幅広く、とくに安いホテルを探して泊まると、中心から離れたところになりがちです。地下鉄、トラム、バスなどを乗り継いでいくわけです。
空港から町中までは現在、バスかタクシーで移動するしかありません。しかし、地下鉄が空港まで乗り入れる計画が進み、ようやく途中のネモツニツェ・モトル駅までが2015年に開業しました。
1978年に地下鉄A線(緑線)がはじまって以来、長らくデイヴィツカー駅が終点でした。そのためその先まで路線が延びたのはいまだ新鮮だったりします。「モトル病院駅」の意味ですが、いくつかのホテルがここからバスに乗り換えたところにもあります。ここまでくると、中心からさすがに歩くのはしんどいです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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