【スロヴァキア】「Zakaz」に注意!
2017年5月15日
この10年あまりで、ブラチスラヴァやプラハの街で、ひとつ大きく変わったことがあります。街に「Zakaz」という言葉がひとつ、またひとつと増えていったことです。
この「Zakaz」は「禁止」を意味します。つまり、「Zakaz」とあれば、なにかをしてはいけないわけです。たとえば駅や停留所は禁煙なので、「たばこを吸うな」と書かれています。道には「犬を放して散歩するな」とペンキ書きされてます。「進入禁止」も目につきます。
息苦しいほど禁止事項のあった社会主義時代の反動から、民主化によって「禁止」が見直されました。しかし、「禁止」にしないと問題になるケースも出てきたため、「Zakaz」が増えていったのです。
禁煙の場所でたばこを吸うと警察がきて、罰金になります。観光客でも例外ではなく、「言葉がわからない」は通用しません。ですので、「Zakaz」という単語を見たら行動に気をつけるようにしてください。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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