【チェコ】バリエーションが増えたのど飴
2017年7月17日
ハシュレルキは、チェコ伝統ののど飴です。やや甘く、独特の味がするハーブキャンディで、チェコらしいお土産の一つでもあります。
創業はチェコスロヴァキアが建国された1918年ごろのプラハで、巡業に訪れた音楽家のあいだで人気を博したことから、広まっていったと言われます。
国民博物館での展示で、当時のパッケージが並んでいたことがあります。小売店でばら売りしていたのでしょう、大きな缶もあります。
伝統のレシピを守った「オリジナル」を中心に、オリジナルの味を保ちつつも刺激を増したもの、それに「カモミール味」「セージ味」があります。
こうしたハーブキャンディに加え、最近さらに「サクランボ味」「クロスグリ味」が増えました。「オリジナル」のような癖がなく、食べやすいので、定番となりそうです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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