【スロヴァキア】ブラックフライデー?
2017年12月 4日
ブラックフライデーはもともとアメリカで生まれた商習慣で、感謝祭の翌日、11月の第4金曜日からはじまるセールのことです。
スロヴァキアでもこの聞き慣れない売り出しが急に目立つようになりました。すでにクリスマスセールがはじまっているのもあり、盛り上がっているのはお店だけという印象もありますが、あの手この手で消費を刺激しようとしています。
こうした海外の商慣習が取り入れられるとき、独自の解釈が加えられることが少なくありません。スロヴァキアのブラックフライデーは、どうも「普段は買えない黒い物」「必要のない贅沢品」を買うチャンスととらえられているようです。
たとえばオーディオだったり、カメラだったり、あるいは携帯電話やパソコンです。冷蔵庫のような生活に密着した白物家電とはちがう「黒物家電」というわけです。「ブラック」にこじつけた感じがおもしろいと感じていますが、果たしてスロヴァキアに定着するのでしょうか。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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