【チェコ】まさかの生牡蠣
2018年5月21日
プラハにはじめてマクドナルドができたのは1992年3月でした。開店ほどなくして行ったことがあるのですが、長蛇の列で、びっくりするほど人気でした。
ブルノで生牡蠣を食べさせる屋台を見て、久しぶりにそのときの記憶がよみがえりました。内陸国であるチェコやスロヴァキアでは海産物に対する知識が一般に不足していて、売ってはいても口にしたことがなかったり、料理の仕方がわからないというものが少なくありません。
その牡蠣屋台ではじめて生牡蠣を食べるおじさんがいて、この時期に大丈夫かと思いながらも見ていました。お店の人は食べ方をまず細かく指南します。自分でやって見せながら、殻をどう手にもつかまで教えるのです。
そして、見よう見まねで殻を手にしたおじさんはずるっと口に入れました。おいしいといいながら、表情はちょっと微妙。一般化するにはもう少し時間がかかるかもしれません。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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