【スロヴァキア】まさかのギョーザブーム
2018年12月17日
スロヴァキアばかりではなく、ポーランドをはじめとするスラヴ諸国にはピエロギと呼ばれるダンプリングの食文化があります。
アジアのどこかで生まれたものが東に行けばギョーザになり、西に行けばピエロギになったと大ざっぱに言われるほど、両者はよく似ています。ただ具は大きくちがい、肉やチーズ、キノコのほか、果物入りの甘いものもあります。ですから似てるけど、似ていないというのが実際です。
そのピエロギの世界でなぜかギョーザがブームになっています。ピエロギが茹でた水餃子に近いものであるのに対し、人気になっているのは焼きギョーザ。メニューには「肉ギョーザ」「鶏ギョーザ」「ベジタリアン・ギョーザ」「バーベキュー・ギョーザ」などが並びます。
屋台にも出るほどの人気になっています。さて、お味のほうはといいますと、ぜひ来てのお楽しみとして、ピエロギとの食べ比べをしてみてください。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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