【スロヴァキア】電車の落書き
2019年2月18日
ブラチスラヴァ駅にくる電車が落書きだらけのことがよくあります。国際列車にはあまり見かけませんが、国内だけを走るローカル線だと全車両に落書きがあったりします。
落書き電車も見慣れたらこんなものだと、日常の一コマになっていきますが、まず落書きがされない日本から旅行に来ればきっと顔をしかめ、治安を気にするかもしれません(最近は日本でも電車に落書きされる「事件」が起きているようですが)。
なんで落書きをするのかなあと思うこともあるのですが、社会や政治へのフラストレーションだったり、アートであったり、さまざまな動機が見え隠れしている気がします。なんらかの怒りが根っこにあるのはたしかでしょう。
もちろん放置されているわけではなく、取り締まりもなされていますが、いたちごっこがつづいているのが現状です。だからといって真似をして旅先で落書きをするなんて真似はくれぐれも避けてくださいね。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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