【スロヴァキア】イースターの卵
2019年4月29日
イースターは春を告げるお休みで、今年は４月19日の金曜日（「大きな金曜日」と言います）から22日の月曜日（イースターマンデー）まで連休になります。クリスマスと同じくキリスト教の行事にあたります。
イースターはおばあちゃんの家に行くのが定番で、そのためにおばあちゃんはお菓子をつくったりして準備します。イースター前にはお菓子の材料がスーパーで特売されるのが恒例です。
地方の小さな村ですと、柳の枝で鞭をつくったり、卵に飾りをつけたり、イースターにまつわる伝統がいまも守られています。その点、ブラチスラヴァは曲がりなりにも「都会」ということもあり、観光客向けの飾り付けを除き、市内ではこれまで目立ったことはあまりしていませんでした。
それが今年に入って近所にある小さな広場で子どもたちが絵を描いたりした卵を持ち寄り、木に飾り付けをしていました。とくになにがあるわけではないのですが、素朴でいいなあと思いました。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」（白水社）や「プラハ カフカの生きた街」（パルコ出版）などの著作がある。
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