【スロヴァキア】パンデミック下の街
2020年4月 6日
一人目の新型コロナウイルス感染者が見つかった10日後の4月16日、スロヴァキアは非常事態宣言を出しました。
これにより国境が閉鎖され、観光目的で訪れることができなくなりました。飛行機も鉄道もバスも止まり、隣国であるチェコやオーストリア、ハンガリーに行くこともできません。まさかこんなことになるとは、正直、思ってもいませんでした。
スロヴァキアの対応は迅速でした。スーパーで買い物をするときにマスクをする約束事を決めたのはそのひとつ。普段マスクをする習慣がないのでどうするのかと思っていたら、きちんとみんなしています。
スーパーに入れる人の数を制限したり、入店前にカートを自分でアルコール消毒をしてうえで使い捨ての手袋をするなど、感染しないように徹底したおかげで、この1カ月、感染者はそれほど増えることがいまのところありませんでした。
世界的な流行の行方は見えませんが、好きなときに好きなように旅する日が一日も早くくるといいなと思っています。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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