【香港】お粥を食べに行く
2020年10月12日
朝から外食をする香港のスタイルで、世界でもっと広がるといいと思うのが粥です。消化がよいのか、これがまた実に朝食に合うのです。
粥屋さんのメニューはとても豊富で、どれにしようか漢字と英語のメニューを一つひとつ追ってしまいます。でも、基本的にはベーシックな粥そのものに、さまざまな具を加えていく感じなので、いたってシンプルです。
たとえばピータンだったり、干し貝柱だったり、牛や豚の肉だったり、魚やアワビだったりするわけです。値段は具材によって変わります。思っているのとはちがうのが出てくることがあるのも、旅の楽しみです。
「腸粉」という蒸した春巻きのようなものや、「油條」という揚げパンのようなものが、定番のサイドメニューです。油條は粥に入れて食べたりします。
ホテルの近くにある行きつけの店のほか、何カ所か評判のお店を試してみましたが、意外なほど味や風味にちがいがありました。単純だからこそ奥深いものがありそうです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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