【スロヴァキア】ヘーゼルナッツの実
2020年11月 9日
ヘーゼルナッツはヨーロッパではお菓子類に広く使われていて、いちばん身近な木の実かもしれません。チョコレートに入っていたり、ヌテラというスプレッドの材料だったり、あるいはアイスクリームにしたりします。
ドングリによく似ているのですが、ドングリがブナ科であるのに対し、ヘーゼルナッツはカバノキ科なのだそうです。それで片方は食用に利用されるのに、片方はそうではないのだからおもしろいものです。
クリスマスの時期が近づくと、スーパーにはナッツ類がならびます。ナッツでも食べながら、飾りなどを少しずつつくる伝統があるからです。ヘーゼルナッツの実をはじめて見たのもこのときだった記憶があります。
このヘーゼルナッツの木がいま借りている家の庭にあります。丈は3メートルほどで、ぼそぼそっした葉を茂らす、庭木としてあまり冴えない印象です。食べてみるとしっとりしていて、ちょっとマカデミアンナッツに近い味がします。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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