【スロヴァキア】コロナ禍の1年①
2021年3月 1日
スロヴァキアで非常事態宣言が出たのは昨年の3月のことで、それからまる1年が過ぎました。依然状況は悪く、この3月からさらに規制が強化されようとしています。
この間、街の風景はずいぶん変わりました。近所にある人気のピザ屋さんは店じまいしてしまいました。いつも観光客でにぎわっていた旧市街も閑散としています。
そんななかでも少しでも状況をよくしようとする動きもあります。コロナ禍でいちばんの犠牲者は、なんといっても子どもたち。幼稚園や学校はもう長らく閉まったままです。
これではあまりにかわいそうだと、私の住む地区では社会主義然とした古い公園の遊具を一新し、閉じこもりがちな子どもたちを少しでも楽しく遊べるようにしました。小さな子ども向けにボルダリングのできる遊具もあります。
先日、その公園の開園式がありました。一日も早く子どもたちの歓声が聞こえてくるといいなと思います。観光で訪れても、なんてことはない街角の公園にそそられる人も多いのではないでしょうか。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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