【スロヴァキア】コロナ禍の1年④
2021年3月22日
非常事態宣言にロックダウン、外出禁止令と日常生活の基礎が揺るがされるなか、小売店やレストランは営業できなくなったり、制限が加えられてきました。
それでもスロヴァキアの人たちはとってもたくましく、創意工夫を凝らし、この1年を過ごしてきました。レストランやカフェはテイクアウトやデリバリーをしました。食材の小売店はブラチスラヴァ市内に限り、昔の御用聞きのように配達をするようになりました。
スーパーも負けてはいません。一部のスーパーはすでにポイント制を導入していたのですが、すべての大手がはじめたのです。一定の金額を買い物するとなにかおまけがもらえるなど(たとえばヨーグルトだったり、チーズだったり、ワインだったりします)、ちょっとした楽しみが増えたのです。
スマホで使うアプリもよくできていて、これまで紙に書いていた買い物リストを、特売品にチェックをつけることで一覧表示されるようになりました。困難は工夫の源泉ですね。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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