【スロヴァキア】イースターのお菓子
2021年4月 5日
2021年のイースター(復活祭)は4月4日でした。
今年は3月末になっても氷点下になり、雪が舞うなど例年に比べて寒い冬でした。それでもイースターを前にいつものように春になり、長い冬がようやく終わると感じます。
イースターが近づくと、お菓子売場にウサギや卵をかたどったお菓子がずらりと並びます。田舎だと子どもたちが各家を訪ね歩き、お菓子をもらう風習があります。
都市部では知らない人の家の呼び鈴を鳴らすようなことはなく、おじいちゃんおばあちゃんが遊びに来る孫に買っておく感じです。
このお菓子は各国メーカーが激しいつばぜりあいを繰り広げ、資本主義の化身みたいなおもしろみがあります。しかし、今年はコロナで需要がめっきり減り、たくさん売れ残っています。
最初はきれいに並んでいたのが乱雑に倒れたり、割れてしまったりして、ウサギもどこかうらめしげです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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