【スロヴァキア】おおきなかぶ
2021年5月17日
「おおきなかぶ」はロシアの民話で、みんなで力を合わせてカブを抜くというお話です。幼稚園で園児がお遊戯をする題目としても知られています。
大きなカブというと聖護院大根や桜島大根の映像が思い浮かびますが、あれはカブではなく、大根です。
先日、これぞ「おおきなかぶ」だというものがスーパーに売っていたので、本当にあるんだと、思わず買ってきました。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、ワサビのパッケージを比較のために置いてみました。
一般に育ちすぎると筋っぽくなったりしておいしくないことが多いと思います。しかし、この「おおきなかぶ」、なかなかおいしかったのです。食べながら民話を思い出したのは言うまでもありません。
スロヴァキアやチェコのカブは上の部分が赤く、下が白いものが多く、日本と同じ白いカブを普通に見るようになったのはこの10年あまりではないかと思います。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
投稿についての注意事項
- このブログへのご質問については、内容によってお答えできない場合や、回答に時間がかかる場合があることをご了承ください。