【スロヴァキア】モリバトのお話
2021年6月21日
スロヴァキアにはモリバトという日本にはいないハトがいます。なんでもハトの仲間ではいちばん大きいのだそうです。
モリバトというからもともとは森林の奥深くに住んでいたようですが、いまは街中に普通にいます。開発が進み、森を追われたわけです。
特徴はなんといってもでっぷりと大きいことで、首の短い鴨という風体です。その首のところに白くて大きな斑点がひとつあります。
このモリバトもわが家の庭に住み着いていて、のんびり過ごしています。大きいだけあって食欲も旺盛で、見ていると食べるか寝るかで一日が過ぎていき、うらやましいほどです。
フランスあたりではジビエとして調理されるようですが、スロヴァキアでは聞いたことはありません。
寒い季節は見かけないと思ったら渡り鳥で、3月頃に南フランスからきて秋には帰ります。ごろごろしているのはお疲れだからなのかもしれませんね。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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