【スロヴァキア】戻ってきた移動遊園地
2021年7月 5日
近所に移動遊園地や移動サーカスが回ってくる広い空き地がいくつかあります。ちょっとさびれた雰囲気があって、季節の風物詩として楽しみにしてきました。
そのうちいちばんの中心だったところにマンションができ、またサーカスは野生動物保護の観点からこなくなりました。さらにコロナの感染がはじまり、開けなくなってしまいました。
夏休みが近づいて移動遊園地がようやく再開しました。待っていた子どもたちで大賑わい、といいたいところですが、どうも元気がありません。
振り返るとなにかのきっかけで、それまで当たり前のようにあったものがなくなったり、珍しいものになるということを、これまでいろいろと経験してきました。
コロナもきっとそうしたきっかけになり、世の中からいろんなものがなくなってしまうかもしれません。古き良き時代を思い起こさせる移動遊園地は廃れないでほしいなあと思っています。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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