【スロヴァキア】再開発界隈
2021年10月25日
バスターミナルの界隈は旧市街から離れ、ずいぶんうらぶれた雰囲気がありました。それが副都心的な再開発が進み、ビジネス拠点としての発展を遂げつつあります。
社会主義の時代、工場などがあった場所は長らく空き地として手つかずのままになっていました。なんだかもったいない気もしていたのですが、オフィスとタワーマンションがたちならぶ、再開発のお手本のような仕上がりになりつつあります。
タワマンは建築家ザハ・ハディッドのデザインによるもので、ランドマークになっています。ほかの建築もそれぞれ個性的です。ここから次世代の街づくりがはじまるのだなあとの勢いがあり、ほんの15年ほど前までの停滞ぶりが嘘のようです。
1971年に京王プラザホテルができる前後からの西新宿の変遷を私はリアルタイムで見てきましたが、規模はちがうものの、同じような空気を感じます。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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