【スロヴァキア】マンガリッツァのソーセージ
2021年11月29日
マンガリッツァはハンガリー固有の豚で、羊のように毛むくじゃらな外観が特徴です。なんと国宝に指定されています。
マンガリッツァは自然環境のなか、放牧されて育ちます。その模様はハンガリー東部にあるホルトバージ国立公園などで見ることができます。
値段はちょっと高めですが、食味のよいことで知られ、ビタミンやミネラルが豊富です。ステーキにすると、霜降り肉のために柔らかく、牛肉に近いものがあります。サラミなどに加工されたものもあります。
マンガリッツァの肉を使ったソーセージを試してみました。ピックは19世紀に創業した老舗です。ソーセージというとやっぱりドイツで、スロヴァキア産のものは肉味が強かったりしてちょっと苦手なのですが、このハンガリー産は原料がよいからか、ドイツのもの並においしかったです。
マンガリッツァは日本でも飼育されているようなので、ぜひ試してみてください。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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