【スロヴァキア】ソリ遊び
2022年1月10日
ブラチスラヴァは雪が降ってもそれほど積もるわけではありません。せいぜい5センチとか、多くて10センチというところでしょうか。
都心で生まれ育った私には雪は面倒くさいものとのイメージがあります。雪かきしたり、車の運転が危ないからです。でも、スロヴァキアの人たちにとって雪は心躍らせる、楽しいもののようです。
団地の空き地というか、団地と団地のあいだの敷地にちょっとした山があることがあります。工事の残土といった見てくれで、普段は見向きもされません。
雪の日、そこには子どもたちが集まり、ソリをして遊んでいました。そのためだけにこの山をつくっているのかどうかは定かではありませんが、たぶんそうです。大きなソリに子どもを乗せて、満面の笑顔で歩いている人もいます。
スロヴァキアの人たちの暮らしを見ていると、お金をかけずに遊ぶのがほんとうに上手だなと思います。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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