
【スロヴァキア】バスを乗りこなす
2022年1月31日
ブラチスラヴァには地下鉄が通じていません。社会主義の時代に計画があり、工事も少しだけ着工したのですが、採算が見込めず、中止になったようです。

その代わりにバスとトラム(市電)が町の隅々まで走っていて、少なくとも市内を移動する分には自動車がなくても不自由を感じません。とくに観光的な見所のある旧市街だけであれば、歩いて回れます。
しかし、旧市街以外の目的地ですと、バスやトラムの乗り換えがあり、慣れないとたいへんかもしれません。私も最初はバスを自在の乗りこなす地元の人を、すごいなあと思いました。いまでも行ったことのない場所だと何度も確認し、それでもボッとしていて間違えるくらいです。
基本的にはバスの番号と、降りる停留所の名前さえ覚えていればたどり着けるのですが、番号をど忘れしたり、似たような名前の停留所があるのが鬼門です。最近は各停留所に電光掲示板が設置され、あと何分でくるかが案内されるようになって便利になりました。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
投稿についての注意事項
- このブログへのご質問については、内容によってお答えできない場合や、回答に時間がかかる場合があることをご了承ください。