【スロヴァキア】電気自動車事情
2022年3月28日
EUでは二酸化炭素排出を削減するため、2035年にガソリンで動く自動車を新車で販売することを禁止する目標を立てています。
あと10数年ということですが、スロヴァキアでも電気自動車が少しずつ広まってきているのを肌で感じます。
これまではテスラのように高級車といってもいい価格帯のものが中心だったのが、中国メーカーの開発した小型車がいま裾野を広めようとしています。
ZDというロゴのクルマが走っていました。なんだろうと思って調べてみると、「知豆(Zhidou)」の略で、すでにスロヴァキアに販売店を構えていました。
いちばんベーシックなモデルで200万円ほどの値付けです。欧州にありがちな道幅ない旧市街で快適に移動でき、狭いところでも駐車できる「シティコミューター」と呼ばれるセグメントに特化しているところに特徴があります。
これからどうなっていくのか、変わりゆく自動車の行方が楽しみです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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