【スロヴァキア】地区の謝肉祭
2022年3月 7日
チェコで謝肉祭(カーニヴァル)のことを「マソプスト」といい、プラハでも仮装をして練り歩く、楽しい一大イベントになっています。
スロヴァキアでは「ファシアンギ」というのですが、ブラチスラヴァあたりでは肉を売るちょっとした屋台が出る程度のもので、私の知る限りはチェコに比べ、別にそれほど楽しいものではありませんでした。
それが今年になって私の住む地区では伝統に則り、豚の解体(ただしすでに処理済み)をし、その肉を売り、また調理して屋台に並べていました。日本のマグロの解体の感覚です。
こうして肉を食いまくったあげく、「肉よ、さらば」と節制するというのがカーニヴァルのそもそもの謂われです。実際、大勢の人が広場に集まり、楽しんでいました。
地区では仮装行列はなかったのですが、近郊の村ではこれまでにない規模であったようで、来年は足を運んでみようかなと思いました。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
投稿についての注意事項
- このブログへのご質問については、内容によってお答えできない場合や、回答に時間がかかる場合があることをご了承ください。