【スロヴァキア】スノードロップの花
2022年3月14日
スロヴァキアの庭に春の訪れを知らせるのがスノードロップの白い花です。
2月の半ばごろ、なによりも先に芽吹き、そして花をつけます。この花が咲いてしばらく経って、水仙とチューリップが芽を出します。
スノードロップは球根で育つとのことですが、別に植えた記憶はなく、このあたりでは雑草に近いもののようです。野に咲く花だからこそ、余計に春を感じさせるのかもしれません。
欧州の冬は長く、薄暗い日がつづくので、小さな白い花は希望を感じさせます。だからなのかスノードロップの花言葉は「希望」「慰め」なのだそうです。
花言葉にはちょっと乙女チックなところがあって、あんまりピンとこなかったのですが、スノードロップについては本当にそうだよなと思います。
コロナによる長い眠りがようやく醒めようとした矢先に世界情勢が大きく変わりつつありますが、どんなときも「希望」を見出していきたいものです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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