
【スロヴァキア】ウクライナからの避難民
2022年5月 9日
ブラチスラヴァの街中でウクライナからの避難民を大勢、見かけるようになりました。

言葉がちがうのはもちろん、女性と子どもだけで、何組かが一緒に行動しているのですぐにわかります。隣国だけあって、親族や友人知人がスロヴァキアにすでに住んでいるケースも少なくなくありません。
ロシア人もおおぜい暮らしていて、戦争に反対するデモも開かれました。とても悲しそうな顔をしていました。今後のことはもちろん、すでに起きてしまったことをどう理解していくのか、人智が問われているように思います。
いつも買い物をしている「ロシア商店」という屋号の店は、「ロシア」の部分をテープで隠し、ただ「商店」だけになりました。そこに深い悲しみを感じるのは私だけではないでしょう。
ウクライナから避難してきた人たちが一日も早く、家に帰れる日が来るのを願ってやみません。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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