
【スロヴァキア】鳥の巣立ち
2022年7月 4日
5月から6月にかけて鳥は繁殖期を迎えるようで、そういえば日本でツバメの巣に雛が顔を覗かせているのもそのころです。

ただ、野生の鳥の多くは用心深く、雛の姿を人前にさらすようなことはあまりありません。わが家の庭に住み着いているクロウタドリは、子どもができると見せにくると以前に書きましたが、巣がどこにあるかはわかりません。
ただ鳩はどうも巣作りがへたくそなようで、隠しているようでも目につく場所に巣があったりします。ちょうど人の目の高さの繁みに、わずかな枝でつくった粗末な巣があったりするのです。丸見えだから、様子がよくわかります。
6月に入ると、道端に落ちた雛をときどき見かけます。本当に落ちたのか、それとも巣立ちのために親がわざと落としたのかはわかりません。車道に近いと心配になってしまいますが、自然の摂理が働いているのはたしかなようです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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