さらり☆釜山名物のミルミョンを
2016年9月 1日
釜山名物のひとつに「ミルミョン」があります。これは冷麺の一種で、サツマイモを原料に使う冷麺と違い、小麦粉を原料に使用しているのが特徴です。朝鮮戦争時、食糧不足の釜山で冷麺の代用品として、救援物資の小麦粉で作られたのがミルミョンだといわれています。ミルミョンは通年、昼食や軽食代わりに食べられますが、初夏から晩秋にかけての暑い日に味わうのがやっぱり美味。弾力ある冷麺とは異なり、さらりとのどごしがよく、爽涼感も抜群です。釜山の街を歩いているとミルミョン専門店を見かけますが、カヤミルミョン(南浦洞)や海雲台ミルミョン(海雲台)などが有名。自家製麺の店も多いです。料金は4000〜5000Wほどで、男性は大盛りで頼む人がほとんどです。ミルミョンも冷麺も麺を食べやすい長さにハサミで切ってから食べますが、このハサミ使いが板に付けば釜山人になれるかなと思っています。
◆7月22日UPの「韓国 釜山ってこんなところ」も、ぜひごらんください◆
☆ミルミョンにチムマンドゥ(蒸し餃子)を合せるのが本場流
☆店により麺の色や太さも微妙に差があります
☆こちらは冷麺。まずはハサミで麺を切って…
- 桃井のりこ
プロデューサー・編集者。
2009年より「勝手に釜山PR大使」として活動を開始、2010年秋には釜山広域市より表彰を受ける。
フリーペーパー「釜山びより」「大邱びより」発行人。
小牧生まれの札幌育ち、東京在住。現在は東京と釜山を行ったり来たりの生活で、そして、マッコリが大好き。