お気に入り！韓紙工芸品
2020年8月12日
つい最近まで、SNSに釜山の友人たちが美しいハスの花の写真をアップしていました。結局、今年は韓国でハスの花が見られなかったなと思っていたところ、今朝、PCの中から、韓紙で作られたハスの花の写真が出てきました。まだまだ猛暑が続く日々ですが、暦の上では立秋も過ぎ、こういうしっとりとした趣きのハスの花も、なかなかいいなと感じました。
韓紙は楮をおもな原料に流し漉きで作られた韓国の紙で、丈夫なのが特徴です。薄い韓紙でも実際に触ってみると、しっかりとしつつ、しなやかさも感じます。この韓紙を使い、伝統的な手法で作っているのが「韓紙工芸品」です。釜山にも韓紙工芸品を専門に扱うところがいくつかあり、外国人観光客に人気です。なかでも私は南浦洞の「チャンオン韓紙」が好きで、たまにふらりと立ち寄ります。ここは韓紙工芸作家のチョン・スゴンさんの工房も兼ねているので、その時々、作品や商品が入れ替わっているのもポイント。作業中のチョンさんの姿を目にすることもあり、また、その場で韓紙工芸体験も可能です。次回行ったら、椿の図柄（釜山の市花）のトレイをオーダーで作ってもらいたいなと思っています。
☆韓国の自然や伝統を図柄にした工芸品。作家の感性が光ります（写真／鈴木圭）
☆手前のコムシン（靴）があまりにかわいらしく、iPhoneでパチリ！
- 桃井のりこ
プロデューサー・編集者。
2009年より「勝手に釜山PR大使」として活動を開始、2010年秋には釜山広域市より表彰を受ける。
フリーペーパー「釜山びより」「大邱びより」発行人。
小牧生まれの札幌育ち、東京在住。現在は東京と釜山を行ったり来たりの生活で、そして、マッコリが大好き。
