チェコの空を彩る新年の花火
2008年1月 7日
チェコでは日本のようにお節料理でお正月を祝うようなことはなく、1日こそ祝日ですが、2日か3日には会社も学校もはじまります。実質的にクリスマスが日本のお正月に相当するといってもよいとは思います。
1月1日は花火が打ち上げられ、新年を祝うのが恒例となっています。今年はチェコでははじめての日本式打ち上げ花火とのことで、ポスターが貼られるなど、前評判が例年になく高かまりました。
花火を一目見ようと、カレル橋やヴルタヴァ川の川岸にはおおぜいの人が集まりました。日本のように愛好家が三脚を構えて、写真を撮る姿をみかけることは観光客を除き、決して多くはないのですが、この日ばかりは「歴史的瞬間」を収めようと鈴なりのカメラマンが集まりました。
世紀の花火ショーはわずか15分ほど。チェコの国旗をイメージしたと思われる花火も、プラハの夜空を彩りました。終わると、周囲の人たちからは拍手と歓声がわき起こりました。
(写真はカレル橋の上空に打ち上げられた花火大会の様子)
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
日本の花火は、他国と比べて、すばらしいと聞きかじりましたが、実際はどうなんでしょうね?
比べるすべがありません。
でも、花火って、何故かいいわ。
もち、線香花火の風雅も、好きですが。
いわなやまめ | 2008年1月 7日 07:13
コメントありがとうございます。
日本の打ち上げ花火は持続力や仕掛けが凝っていて、すばらしいと思います。
チェコにも線香花火に相当するような花火もありますが、
火薬の量が多いせいか、元気いっぱいです。
増田幸弘 | 2008年1月 7日 13:54
写真のアップありがとうございました。先日の個人での花火には、驚かされました。結構大きいですよね。今回のカレル橋での花火本当に見事ですね。いつも思うのですがどの場所で見ても花火は、日本の風景を思い出させます。特にこの色の花火は、郷愁をそそる色ですよね。チェコのブラウンがっかた風景と日本色の花火の素敵な写真をありがとうございます。
とも | 2008年1月 7日 21:18
コメントありがとうございます。
個人の花火はネズミ花火のように最初ヒュルヒュル回って、最後にあんなふうに炸裂します。メトロのムステク駅から地上に上がるとき、花火の音が爆撃音のようにこだましていました。
お正月の花火はきれいでしたよ。でも、やっぱり花火は夏だよなあなどと零下に近い気温のなかで思ったりもしました。
増田幸弘 | 2008年1月 7日 22:46