ブドヴァルの工場見学ツアー
2008年8月18日
日本でも人気があるアメリカのビール「バドワイザー」の元祖はチェコにあるというと、驚く人も多いだろう。「ブジェヨヴィツキー・ブドヴァル」という名のこのビールは、またの名を「ブドヴァイザー」という。
このビールは「ピルスナー・ウルクェル」と二分する人気のビール。生産効率のよいペレットではなく、乾燥したホップの生葉を使ってビールを仕込むため、ホップの風味が生きている。
この工場ではビールの生産風景が見学できるガイドツアーを催し、参加するとビールづくりのプロセスを見ることができる。最後には貯蔵タンクから直接注いだビールを試飲できる。熱処理する前のこのビール、言葉を失うほどうまい。
マルチメディアを駆使したビール博物館も併設し、この工場があるチェスケー・ブジェヨヴィツェとビールの関わりなどを展示する。法廷闘争にも発展している元祖や商標を巡る争いをテーマにしたコミカルなビデオも上演。
(写真上=ビール博物館の展示の様子、写真下=貯蔵タンクから直接注いだビールをテイスティング)
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
直接、注げる?
たしかに、美味そうだ!
こんな暑い日本・・・この記事は、罪かも?
いわなやまめ | 2008年8月29日 11:49
熱処理する前のチェコのビールはほんとうにおいしく、身体にすうっとしみこむようです。チェコにお見えの際は、ぜひトライしてみてください。
増田 幸弘 | 2008年8月29日 11:51