「プラハの春」から40年 1
2008年8月21日
いまから40年前、1968年8月20日の夜11時頃、ソ連が率いるワルシャワ条約機構軍がチェコスロヴァキア(当時)に侵攻するという事件が起きました。
現在、プラハではこのプラハの春を振り返る動きが盛んです。8月20日にはチェコ議会が主催する大きな規模な国際コンフェランスが開催され、歴史学者、政治家、ジャーナリストら11人が講演。軍事的な視点、社会学的な視点、そしてメディアの視点の3つの角度から分析をしました。
ヴァルドシュテイン宮殿の庭園ではプラハの春にまつわる写真とポスターを屋外展示し、旧市庁舎では「ロバート・キャパ・ゴールドメダル」を受賞したヨゼフ・クーデルカの写真展を開催しています。ほかにも多くの展示が各地でおこなわれ、この歴史的な事件を正面から見つめようとする試みがなされています。
(写真上=ヴァルドシュテイン宮殿の庭園での展示の様子、写真中=プラハの春40周年国際コンフェランス、写真下=ヴァルドシュテイン宮殿に展示中の作品のひとつ。1945年はソ連軍によるチェコ解放を、そして1968年はチェコ侵攻を意味する)
ヴァルドシュテイン宮殿の庭園ではプラハの春にまつわる写真とポスターを屋外展示し、旧市庁舎では「ロバート・キャパ・ゴールドメダル」を受賞したヨゼフ・クーデルカの写真展を開催しています。ほかにも多くの展示が各地でおこなわれ、この歴史的な事件を正面から見つめようとする試みがなされています。
(写真上=ヴァルドシュテイン宮殿の庭園での展示の様子、写真中=プラハの春40周年国際コンフェランス、写真下=ヴァルドシュテイン宮殿に展示中の作品のひとつ。1945年はソ連軍によるチェコ解放を、そして1968年はチェコ侵攻を意味する)
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。