ビーズの街、ヤブロネッツ
2008年9月29日
プラハの北東にヤブロネッツ・ナド・ニソウという街があります。山間にあるこの街は、冬はスキーの拠点としてにぎわいます。ヤブロネッツを知らしめているのは、ここがビーズの世界有数の産地だからです。
ヤブロネッツでビーズがつくられるようになったのは16世紀半ばのこと。イタリアのヴェネツィアと肩を並べる産地として発展しました。しかし、そのわりには街を歩いていてもビーズの産地であると感じることはあまりありません。ビーズの製法が秘密にされているため、工場や工房を一般には公開していないからでしょうか。
ヤブロネックス社の工場を特別に見せてもらいました。ここでつくられるビーズは年間3万種類3900億個にもおよびます。ものすごい数です。アクセサリーをつくる工房では、こうしたビーズを使って女性たちが一つひとつ手作りしています。
ヤブロネッツ社の直営店はプラハにもあり、チェコの上質なビーズアクセサリーを入手することができます。
(写真=ヤブロネッツ社のアクセサリー工房の様子)
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
はじめまして。ブログを楽しく拝見させていただいています。
shiho | 2008年10月 4日 13:36
はじめまして。どうもありがとうございます。よろしくお願いします。
増田 幸弘 | 2008年10月 5日 02:44
チェコというと、ガラスがすぐに頭に浮かんでしまいますが、ビーズの世界的産地だとは知りませんでした。
このような、家庭的な工房で作られているのですね。
観光ガイドツアーでなく、いっしょに散歩しながら案内してもらっているようで、いつも、楽しみに読んでいます。
チャンス | 2008年10月 5日 15:18
こんにちは。コメントありがとうございます。ヤブロネッツの街にはビーズを売っている店がほとんどないのに、世界的な産地だというギャップが非常に興味深いですね。
増田 幸弘 | 2008年10月 5日 15:46
YUKIさん。お久しぶりです。私も偶然に先週ヤブロネッツへ行ったところでした。
コスチュームジュエリーの美術館も必見ですね。ひっそりしてますが。。。
個人的にはビーズよりボタンが素敵だなーと思ってます。
そしたら、今日プラハ市街の小洒落た店で、アンティークボタンのサンプルを発見。即買いです。
興味ある物同士、惹きつけられるんですねー。
素敵な偶然でした。
Etsuko | 2008年10月28日 05:39
こんにちは。ヤブロネッツもなかなかおもしろい町ですよね。ボタンもおもしろいですね。そのうち紹介をしたいと思っています。
増田 幸弘 | 2008年10月28日 12:12
はじめまして。
今年のクリスマスシーズンにプラハへの旅行を考えており、
ビーズについていろいろ調べていたらこちらのホームページにたどり着きました。
とても楽しく拝見させていただいております。
こちらのビーズショップがプラハにもあるということでしたが、
中心部から離れていますでしょうか?まだホテルも決まっていないのですが、
どの様な交通手段で行けばよいか、アドバイス頂けたらと思います。
他にもオススメのビーズショップがあれば是非教えてください!
カリメロ | 2009年9月 5日 10:18
こんにちは。ヤブロネックス社の直営店はヴァーツラフ広場にあります。この広場はプラハの中心部ですので、どのホテルに泊まっても容易に行くことができます。現地の人が集まるビーズショップがいくつかあり、そうしたお店はリーズナブルです。
増田 幸弘 | 2009年9月 5日 10:32
早速のコメントありがとうございます!
是非お店に行ってみたいと思います。
現地の人が集まるショップ、簡単な場所とお店の名前
分かれば教えてもらえるでしょうか?
かりめろ | 2009年9月 5日 19:52
こんにちは。おすすめしたいショップはそのうち記事としてご紹介します。ご期待ください。
増田 幸弘 | 2009年9月 6日 19:51