プラハのワイン祭り
2008年9月22日
ワイン祭りがプラハのヴィノフラディ地区二箇所で、9月19日と20日の両日、開催されました。ヴィノフラディとは「ワイン畑」の意味で、かつてはブドウ畑が広がっていました。
この祭りの目玉は、ヴルチャークと呼ばれる若いワインで、どぶろくのような感じの飲み物です。この時期にしか出回らず、口当たりのよい甘いお酒です。今年は寒いせいか、出来がとてもよいようで、おいしいです。
会場の一つであるプラハで二番目に大きな公園ハヴリーチュコヴィ・サディでは、ヴルチャークを求めて、大行列ができていました。ほかにもたくさんの屋台がたちならび、プラハっ子たちは短い秋を楽しんでいました。
余興として、中世の騎士の装束をした人が戦いの演技をしたり、馬を使った演技が披露され、見物客から喝采を浴びていました。また、ハヴリーチュコヴィ・サディの一角にはいまもブドウ畑があり、往時を偲んでいます。
写真=ハヴリーチュコヴィ・サディでのワイン祭りの様子。写真(上)はヴルチャークを買う人たちの行列。写真(下)は中世の騎士の演技
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
昨年の夏、プラハに旅行しました。「プラハと言えばビール!」と,ビールばかり飲んでいたのですが、ワインも有名なんですね。
すっかりプラハが気に入って、「もう1回行きたい!」と思っています。次に行くときは、ぜひチェコワインを味わってみたいです。
yoshy | 2008年9月22日 20:44
こんにちは。コメントありがとうございます。ワインであれば、ぜひこの時期にいらして、ヴルチャークをお楽しみください。ワインの本場はプラハではなく、ブルノを中心とするモラビアなのですが、プラハにもワインを楽しめるレストランは多いですよ。
増田 幸弘 | 2008年9月22日 21:22
>ヴルチャークと呼ばれる若いワイン
これだったか!
呑んでみたいね?
いわなやまめ | 2008年9月25日 17:08
コメントありがとうございます。このブルチャークは口当たりが良く、おいしいので、ついつい飲みすぎてしまいます。ぜひ飲みにいらしてください。
増田 幸弘 | 2008年9月25日 21:02