春を知らせるイースター
2009年4月20日
4月13日はイースター(復活祭)の祭日でした。イースター前には学校も一週間前後の休みになり、折しも桜の花が咲き、木々の新緑もまばゆくなるこの季節、格好の春休みとなります。
前日の12日、近所の家に集まり、イースターエッグづくりをします。専用の塗料で黄や赤などに着色したり、タマネギの皮を茹でた汁で染めたりします。タマネギはきれいな茶色になります。さらにオリーブオイルを塗り、てかりを出します。
13日、ぼくの住むプラハ郊外の村では、朝7時30分に村長の家に集まり、そこから村の家々を門付けして回ります。8本の柳の枝で編んだ鞭で女性のお尻を叩きます。これは健康と長寿を願ってとのことです。
すると女性はその鞭に色とりどりのリボンをつけてくれます。そして、お酒や、イースター用のキッシュなどが振る舞われます。この門付けもお昼頃には終わります。お昼を過ぎて女性のお尻を叩くと、水を引っかけられるからです。
イースターが終わるとプラハの街にも春が訪れます。
(写真上=柳の鞭で女性のおしりを叩く。 写真下=イースター用の羊型ケーキ)
13日、ぼくの住むプラハ郊外の村では、朝7時30分に村長の家に集まり、そこから村の家々を門付けして回ります。8本の柳の枝で編んだ鞭で女性のお尻を叩きます。これは健康と長寿を願ってとのことです。
すると女性はその鞭に色とりどりのリボンをつけてくれます。そして、お酒や、イースター用のキッシュなどが振る舞われます。この門付けもお昼頃には終わります。お昼を過ぎて女性のお尻を叩くと、水を引っかけられるからです。
イースターが終わるとプラハの街にも春が訪れます。
(写真上=柳の鞭で女性のおしりを叩く。 写真下=イースター用の羊型ケーキ)
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
楽しそうですね。
村の祭りって感じかな?
ギター氏は、ギターかついだまま、しりを叩くのか。
いわなやまめ | 2009年4月21日 11:56
こんにちは。春の穏やかな日、朝から一日、のんびり過ごします。ギター氏は飲んで、歌って、お尻を叩きます:)
増田 幸弘 | 2009年4月21日 13:08