華麗なるホテル・エヴロッパ
2009年5月 4日
プラハ随一の繁華街ヴァーツラフ広場に、黄色い外壁のとても目を引く一軒のホテルがあります。このホテルの名前が建物の上部に金色の文字で掲げられています。ホテル・エヴロッパ、つまりホテル・ヨーロッパの意味です。
絢爛豪華な装飾が細部に至るまで施され、アール・ヌーヴォー様式を強く感じさせます。外観ばかりではなく内部もとても印象的で、吹き抜けスタイルが目を引きます。ふたつのレストランのほか、カフェも併設し、いずれも古き良き時代を強く感じさせます。
内部は意外に広く、奥深くまで客室がつづきます。受付のところにある昔の見取り図を見ると、開業当時は温泉施設もあったようです(本当の温泉ではないかもしれませんが)。施設が古い分、中心部にありながら、リーズナブルな料金で泊まれます。
内部は意外に広く、奥深くまで客室がつづきます。受付のところにある昔の見取り図を見ると、開業当時は温泉施設もあったようです(本当の温泉ではないかもしれませんが)。施設が古い分、中心部にありながら、リーズナブルな料金で泊まれます。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。