ゲーテゆかりのロケット
2010年8月 9日
ロケットはドイツの文豪ゲーテゆかりの街としても知られます。ゲーテがロケットを訪れたとき、ウルリカという19歳の娘に恋をしたのです。
ときゲーテは74歳。娘の親の反対で、二人は別れざるを得なかったといいます。ゲーテ晩年の作品「マリエンバードの悲歌」はこうしてできました。
ロケットは川に挟まれた、ごく小さな街です。城を中心に広がる街並みはどこかロマンチックな雰囲気があります。ゲーテが恋に落ちたのも無理がないかもしれません。
ぼくがはじめてロケットを訪れた1989年、街はいまのように修復されておらず、お城も未公開でした。そのとき修復計画があると聞きましたが、計画がようやく実を結びつつあるようです。
小さな街ながらも、ゲーテの逸話が残るせいか、おおぜいの観光客が訪れ、賑わっています。静かな街に一泊してみるのもよいかもしれません。
写真はロケットの路地からロケット城を見上げたところ。
ロケットは川に挟まれた、ごく小さな街です。城を中心に広がる街並みはどこかロマンチックな雰囲気があります。ゲーテが恋に落ちたのも無理がないかもしれません。
ぼくがはじめてロケットを訪れた1989年、街はいまのように修復されておらず、お城も未公開でした。そのとき修復計画があると聞きましたが、計画がようやく実を結びつつあるようです。
小さな街ながらも、ゲーテの逸話が残るせいか、おおぜいの観光客が訪れ、賑わっています。静かな街に一泊してみるのもよいかもしれません。
写真はロケットの路地からロケット城を見上げたところ。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。