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強制収容所があった温泉町

2010年9月13日

 チェコの北西部にヤーヒモフという温泉町があります。チェコの温泉で世界的によく知られるカルロヴィ・ヴァリ(カールスバート)に比べると、静かで落ち着いた雰囲気が漂います。

czech_20100913.jpg このヤーヒモフが世界史に現れるのは16世紀はじめのこと。銀山が発見され、ターラーと呼ばれる銀貨が鋳造されたのです。当時、街はザンクト・ヨアヒムスタールと呼ばれ、ターラーはそれにちなんで名付けられました。このターラーは今日のドルの語源ともなっています。

 この銀山の一角に、第二次世界大戦後、チェコが共産体制が敷かれると、政治犯のための収容所がつくられました。彼らは鉱山でウランの採掘を強制労働させられたのです。

 およそ9000人もの人びとが収容されていたといわれますが、その四分の一が過酷な労働に耐えられずに命を落としました。脱走を試みて射殺された者もいました。

 鉱山で使用されたドリルハンマーを持ってみましたが、片手では持ち上がらないほど、重たかったです。

 写真は強制労働させられたウラン鉱山の現在の様子。放射能の心配から封印されています。
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取材担当プロフィール

増田 幸弘

1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。

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