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紋章のある家

2010年9月27日

 プラハ城の正門からカレル橋に続いていく道をネルドヴァ通りといいます。観光客相手のお土産屋さんやレストランなどが軒を連ね、プラハでいちばん"観光地"らしい雰囲気があります。

czech_20100927.jpg ネルドヴァ通りでは、目立つ場所に紋章を掲げている家をよく目にします。ヴァイオリン、ライオン、ヒツジ、白鳥、エビなど、実にさまざまなモティーフがあります。

 その昔、まだ番地のシステムがなかった時代、こうした紋章が番地の代わりになったといわれています。「ぼくの家は白鳥の家の3階だよ」とか、「エビの家の二軒隣の家に行ってくる」と言っていたようです。

 紋章は単なるデザインとして掲げられたわけではなく、ヴァイオリンの店だからヴァイオリンの紋章があるという具合に、それぞれ意味があったようです。家の守り神の意味もあったといいます。

 街や貴族の家系などにも紋章があり、紋章を読み解く紋章学も学問のひとつになっています。紋章を通じて失われた歴史をかいま見ることもできます。
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取材担当プロフィール

増田 幸弘

1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。

コメント(2)

この、楽器のヤツ、欲しいね??

スコッチのシングルモルトなんぞも、紋章が付いていますね。で、そんな歴史などあったと、聞いたことがあるな。
中世ヨーロッパかな。

いわなやまめ | 2010年9月28日 06:54

プラハの街には、この飾りがある家がたくさんあって、おもしろいですよ。

増田 幸弘 | 2010年9月28日 10:23

ぶらっ人編集部 @buratto_tabi