ラッテストーンパーク
2011年7月20日
聞き慣れない方も多いと思いますが、ラッテストーンとはグアムを含めて、マリアナ諸島に見られるサンゴ石でできた柱のことです。
ハリキと呼ばれる石柱の上に、タサというお椀型の石が乗った、キノコのようなユニークな形状をしています。
このラッテストーンが何のためのものだったのかは、スペインの侵略により、チャモロ文化が途絶えてしまったため、定かではありません。墓石や寺院など、宗教施設、建物の土台といった諸説はありますが、建物の柱として使われていたというのが一般的のようです。
チャモロ人は先祖の霊が宿っていると考え、あまりラッテストーンには近寄らないそうです。
ここグアムでは首都ハガニャ、スペイン広場の後ろにあるラッテストーン公園で見ることができます。ジャングルなどにもたくさんのラッテストーンが残っています。
☆ラッテストーン公園。この上に藁ぶき屋根を乗せて、住居にしたと
考えられています。2m近い高さのものもあり、けっこうな迫力です
☆お祭りの神輿もラッテストーンがモチーフになっています
☆ラッテストーンのスタイルのフェンスもあります
☆町の中にはグアムの国章付きのラッテストーンも立っています
☆マクドナルドの入口にも、さりげなくラッテストーンが(笑)
☆ラッテストーンが描かれたコーヒーはおみやげに最適!
このようにグアムのいたるところで、ラッテストーンをあしらったものが見られます。
ディズニーランドの「隠れミッキーを探せ!」ではありませんが、ラッテストーンを探しながらの町歩きも、ひと味違ったグアムを楽しめるはずです。
- 桃井智子
元ツアーコンダクター。
2009年12月、思いがけずグアムへ移住することに。
以来、島でのスローな生活を楽しみつつ、ときおり、リゾート地ならではのおしゃれなレストランやバーの雰囲気も満喫。自宅ではマクロビオテック料理を作っている。
趣味は料理、ボタニカルアート、ヨーガ、マラソン、絵画鑑賞。
アクティブシニアをターゲットに、「スロートラベル」がコンセプトのコンドミニアムを開くのが夢。
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