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ときには遠出して、イナラハン

2011年8月 8日

滞在が長いロングステイヤーにおすすめなのがイナラハン。グアム中心部より南に車を走らせ、約40分で到着します。

マゼラン到達したグアムは1565年よりスペイン領土となり、重要な物資補給地の役割を果たし、日の沈まぬスペイン ハプスブルグの大航海時代を支えてきました。フィリピンはじめ、周辺の島々もスペイン領土となり、多くの探検家、布教者がやってきました。マリアナ諸島の多くはスペイン王室よりドイツに売却され、グアムはキューバ、フィリピンなどと同様に1898年のスペイン アメリカ戦争により、アメリカ領土となりました。
しかし、グアムには333年にわたるスペイン領であった時代の足跡がたくさん残っています。
ただし、太平洋戦争の激戦地となったため、スペイン コロニアル風のすてきな建物のほとんどは破壊されてしまいました。
 
そんなグアムでほんのちょっぴりスペイン時代の名残を味わえるのが、ここイナラハンのオールドタウンなのです。オールドスパニッシュ ロード(サンホセ ストリート)を歩くと、グアムのほかの村にはない、のんびりとした雰囲気が感じられます。スペイン人の香辛料交易の手助けをしたマレー人の影響を受けた家屋も残っています。20世紀初頭に修復されてはいますが、チャーチをはじめ多くの建築物が伝える、16世紀からのスペインの香りが楽しめます。村のシンボルともいえるゴシック様式のサンフォセ チャーチには、アメリカ人に協力した罪で日本軍に処刑されたディエノス神父が眠っています。私も日本人として、静かにお参りしてきました。
 
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☆村を見守るように建つ、サンフォセ チャーチ
 
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☆アナレオンゲレロ邸の壁画
 
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☆緑に包まれたサバプティスト チャーチ跡
 
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☆ジョセフ フローレス邸にて記念撮影
 
 
また、海岸にはゲフパゴ イナラハンチャモロ文化村があり、工芸品作りや塩作りなど、スペイン統治時代のチャモロ系の人々の生活をいまに伝えています。ここは観光客にも人気のスポットです。みなさんも、ぜひ、足をのばしてみてください。
 
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☆チャモロ独自の生活が体験できる文化村
 
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☆機織り機など、さまざまなものが展示されています
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取材担当プロフィール

桃井智子

元ツアーコンダクター。
2009年12月、思いがけずグアムへ移住することに。
以来、島でのスローな生活を楽しみつつ、ときおり、リゾート地ならではのおしゃれなレストランやバーの雰囲気も満喫。自宅ではマクロビオテック料理を作っている。
趣味は料理、ボタニカルアート、ヨーガ、マラソン、絵画鑑賞。
アクティブシニアをターゲットに、「スロートラベル」がコンセプトのコンドミニアムを開くのが夢。

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ぶらっ人編集部 @buratto_tabi